▌バイオグラフィーワークとは
「バイオグラフィーワーク」とは、
わたしたち一人一人の「バイオグラフィー(人生の軌跡)」を紐解きながら、
わたしという人間と、わたしが生きる時代や世界を理解しようとする
ソーシャルアートです。
具体的には、クレヨンや水彩、粘土、または動きや物語など、
さまざまな芸術表現の力をかりて、
シュタイナー教育やアントロポゾフィー医学の根幹にある
人間の成長の「七年周期」に沿って自らの人生を振り返ります。
自分の人生を俯瞰して眺め、さらにグループでの対話(ダイアローグ)の力に支えられ、
その経験の背後にある意義や本質を、
一人一人の生の軌跡(バイオグラフィー)に見出そうとする
インナーワーク(内的なワーク)です。
わたしは、どこから来て、どこへ行くのでしょうか?
そしてこの人生で、何をするのでしょう?
バイオグラフィーワークを通じて、豊かな自己発見の旅をグループとともにたどる時、
「ああ、そうだったのか」と一人では見えにくかったものに気づくことがあります。
何か一つでも思い至ったその時に、心の奥底にあったものが、
あたたかな陽の光に溶けゆくのではないかと思うのです。
▌バイオグラフィーワーカーズ・ジュピターについて
ジュピターは木星。日本各地にバイオグラフィーワークの輪が広く、深く、拡がっていくことを願って2008年1月に設立されました。会員は、一般社団法人バイオグラフィーワーク・ジャパンの教育プログラムである「バイオグラフィーワーカー養成コース」のファウンデーションコース/アドヴァンスコースで約5年間の学びを修了しています。所属するワーカーたちは、日本各地で随時ワークやバイオグラフィー研究発表の場などを主催しています。
New! リレーコラム
「ワーカーの徒然に」
ジュピター会員によるエッセイ的コラム。いま、何を思い、何に興味を惹かれ、どんな活動をしているのか。ワーカーが日々つれづれに想うことなどをリレー方式で執筆し、定期的に更新します。